かぎろひ歴史探訪ー笠縫・新口ー

昨夜のカミナリを伴う雨はどこえやら、朝は爽やかな風が頬をなでて行き、少し肌寒く感ずるくらい。
本日の集合駅は近鉄笠縫駅。
１時間早く手前の駅で電車を待っていると目的の普通電車がやってきた、先頭車両に見覚えのあるお顔が３～４人今日はえらく早めに来られたのだと真ん中あたりの車両に私は乗り込み１つ目の駅笠縫で降りると前の車両から京都組後ろの車両からは田中先生ご一行様がカイケツゾロゾロと降りて来られ、開口一番「どうしたんですか？こんなに早く」普通は「おはようございます。今日も宜しく。」ですね。

小さい天使たちに「おはよ！」と
挨拶をし、受付を始められました。
今日はこの笠縫周辺から近松浄瑠璃で名を馳せた梅川忠兵衛の新口村忠兵衛さんの新口までの行程です。
メインデッシュは安萬侶さんの
多神社でしょうか？
前に尋ねた田原の里の心臓破りの墓参が記憶に新しいところです。

定刻１０時を少しまわり出立となり、一路秦楽寺（じんらくじ）を目指します。

この秦楽寺集落と対峙する九品寺集落とで秦庄地区だそうです。
秦楽寺を後にしてしばらく飛鳥川堤防を行き県営福祉パークを目指します。途中綺麗な花を見たり写真はありませんがスネークスイミングを見たりしました。後で思い出しましたのが堤防沿いにありました住宅地「阪急笠縫住宅」私がまだ２２・３歳の頃仕事で来ていたところでした。つい２～３年前のことなのに思い出されないとは情けない。

福祉パークで田中先生の講義を受け、昼食を摂り午後への準備をしました。

福祉パークより畝傍を望む。

サァーこれよりメインデシュに向かいます。

と、その前に屋就神命神社。矢を射って矢が落ちたところからまた矢を射る、すなわち矢を繋ぐ意味だそうです。（確か先生がそう仰っていたような気がします）

そしてやってきたのが「多神社」です。

軽妙な語り口で説明をして下さってる「多神社」の多宮司さんのお話を聞き入る一行です。この後参拝をし宝物殿を見学させていただきました。

宝物殿を後にし、摂社の若宮を参拝し須賀神社そして御菓子処
欣月堂さんに立ち寄り忠兵衛さんの供養碑のある善福寺さんに
。

途中

真ん中当たりの鳥さんが分かりますでしょうか？

見えているのが「多神社」の一の鳥居です。神社から１キロ以上離れています。扁額には

とあります。脇にあります常夜灯かな？には階段がありました。

やって来ましたのが須賀神社です。
私の田舎にも有ります須賀神社。清々しいの語源？
三十一文字のはじめ「八雲たつ　出雲八重垣・・・・」と嫉妬深い男が詠んだ和歌の神社が確か須賀神社だったと思います。

参拝も終わり次なる目的地は、御菓子処「欣月堂」さん。
お土産に「かぎろひ」饅頭を求めました。このお饅頭戴かれるときには決して呪文を掛けたりしないで、いただいて下さい。

今日の終わりに行ったのが、近松浄瑠璃の梅川と忠兵衛との恋物語、恋の逃避行イヤイヤ悪事を働き追ってから逃れるためのみちゆきです。その碑があります「善福寺」さんを尋ねました。

新口駅にて解散となりました。梅川・忠兵衛少し羨ましいと思いましたね。私には悪事を働いてでも連れてゆきたい人が現れていませんので・・・・まだこれからわかりませんが。多宮司さんが仰って居られたオイラクノコイが待っているかも？

わたしま～つわ　いつまでも、ま～つわ・・・・今日も新しい出会いがありました、ありがとうございました。次回も楽しみです～。